【楽人楽酒 幻象学】 私なりの沿線旅~初めての店で飲むのは覚悟が必要?

昔贔屓にしていた飲み屋で知り合った友人Sちゃん、と言っても何歳か先輩なのですが、久しぶりに飲もうということになり、今は同じ沿線に住んでいることもあり、沿線の駅で行ったことがない店に行こう、で合意、帰宅にも便利ですし。丁度会社近くの飲み屋でちょっと小耳にはさんだ、同じ沿線ということで気になってたお店があるので、そこにいこうということになりました。
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Sちゃんはホテルなどホスピタル系の開発コンサルをしていて今はジャカルタとの往復で月の半分は日本にいないのですがご存じのように東南アジアでは日本料理屋が増えたといってもまだまだ刺身など生モノはイマイチ。そのせいもありSちゃん日本にいるときは異様に魚、それも刺身に飢えてます。小耳にはさんだ店は天ぷら屋なのですが夜はうまい魚を食わすと聞いてます。が、なにせ初めてのお店なので当たり外れは覚悟。いいお店を発見するためにはリスクの覚悟も必要かと(笑)。

という訳で今回訪ねたのは四ツ木の「星乃」という店。

戦前はセルロイド工場が集積してたそうで結構活気があったのでしょうか。四ツ木駅を降りると今では周りは閑散としてます。隣駅の立石は観光地化が進んで土日になるとディズニーランドのように客が押し寄せるので
最近は辟易することが多いのですが逆にちょっと寂しい下町風情にホッとします。。

居酒屋「えびすや」やうなぎの「魚政 」が有名ですが駅の周りには食い物屋はチラホラ。「星乃」は駅から2,3分、一応大通りと言っていいのか、そこに面したところにあります。5時半頃ノレンをかき分けお店に入ると私達が一番客。取り敢えずビールと生モノに飢えてるSちゃんが刺し盛りを早速注文(笑)。

ご主人は意外に若手、聞くと2代目。関西の料理屋何軒かで修行したそうで海外で板前をやりたかったそうですが親父さんが亡くなり店を継いだとのこと。一品料理も四ツ木らしくない…スイマセン(笑)本格割烹料理。太刀魚の焼、最高でした。もちろん下町に合う気軽なつまみもナカナカでした。おつまみカレーなんていうのもありましたよ。

というわけで久しぶりの和食を堪能したSちゃんも満足げ。今日のお店は当たり!