【楽人楽酒 幻象学】浅草で呑む2 ~浅草コリアン街でホッとする

浅草国際通りを挟んでビューホテルの向かい側に狭いですがコリアン街があります。
最近焼肉というと、私が勝手に名付けた「浅草コリアン街」にちょくちょく寄ることが多くなりました。
狭い路地に韓国料理屋が10軒足らずでしょうか、営業してます。
和牛の最高肉もいいのですが、高級な肉をタレ漬けで食するのは如何なものか。

40年前に韓国で食べたカルビ焼肉は日本人の感覚ではとても上等とは言えない赤肉。
気のせいか癖も感じる肉でしたが、焼肉のタレで軽く漬け込んで焼いた肉はそれはそれでナカナカ、乙(オツ)な味でした。

戦後、在日韓国人が始めたホルモン焼きの逆輸入で牛肉を食べる習慣が広がったという人や、朝鮮動乱時代の連合国軍の牛肉嗜好が影響したという人もいます。
しかし当時、焼肉はそれほど一般化してるとは思えず、繁華街ではプルコギを出すお店がほとんどでした。
私が食べたカルビ焼の店は、ソウルでは超高級店とのことでした。
まだ発展途上で自由化もまだでしたし、高級店といえども質のいい肉を仕入れるのは難しかったのかもしれません。
最近は韓牛の品種改良が進んでるとのことで、たれ付け肉の文化も変わるかもしれません。

国際通りから路地に入り一本目の路地と交差する左角に目指すお店があります。
お世辞にも綺麗とは言えない小さなお店です。
お母さんが厨房で料理、店内で給仕しているのは娘さんでしょうか。
そんな典型的な家族経営の店。
早い時間にお邪魔するとお孫さんたちがお店で食事してます(笑)。
この店、一品当たりの量もおおいし、焼肉以外にも様々な韓国料理を食べられます。
私の好みはカニのケジャン。トウガラシ味噌に漬け込んだ渡りカニをしゃぶる幸福感(笑)。

韓国の田舎町にある食堂という感じで、けっして高級店ではありませんけど、東京にいながらにして韓国の雰囲気は確実に味わえます。
おすすめです。