アーキテクチャーでは年間に100取材以上の導入事例制作を行っています。その中で感じるのは、ITのトレンドの変化です。2015年頃までは「クラウド」が大きなキーワードでした。今では、クラウドは当たり前のものになり、基幹システムをクラウド上に構築することも珍しくありません。
クラウド活用はすでに「常識」となったこれから、次のトレンドは「IoT」「AI」「VR・AR」などの分野になるでしょう。これらのキーワードの共通項は人とコンピュータの「インターフェースの進化」だと言えます。IoTは、「モノのインターネット」と言う通り、デバイスやマシンが、人の手を介さずに自律的に稼働し、成果を生み出ます。AIは、人に変わってカスタマーサポートをこなせるようになっています。VRやARは、現実世界にデジタル情報を合成し、直感的な現場判断を支援します。
これらの技術は、製造業の革新につながる部分が多いと予想しています。日本人がもともと持っている「モノづくり」の知恵と経験に、最新のITが加わることで、グローバルな競争力の強化はもとより、より豊かで安全な社会の実現に貢献していくでしょう。
アーキテクチャーでは、BtoB分野であらゆる業種の事例制作を行っていますが、2017年は中でも製造業事例に着目し、社会・経済の変化・進化を追いかけていきます。