【楽人楽酒 幻象学】 地元の飲み屋で人命救助

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私の住まいはニュータウンの一角。
近くには古くからの農地も多く、私が通う飲屋の客層もサラリーマン、梨園をやってる人間、ニュータウン造成時に土地を売って一儲けした奴など結構多彩です。

ニュータウンというところは、酒好きのオヤジが好むお店がなかなかありません。
あるのはファミリー層がターゲットのチェーン店や回転寿司ばかりです。
私が行く店は珍しくオヤジ連中が好むディープな感じ。
つまみはたいしてうまくもないのですが、お節介だけれど気のいい女将が一人で切り盛りしています。

一人住まいの高齢オヤジには女将のお節介もなにかとありたがいもの。
最近も2、3日顔を見せず、連絡も取れなくなった常連客を心配し、女将が警察に通報。
案の定、具合が悪く部屋で倒れていた常連客を危機一髪で救出することができました。

女将のお節介がなければ今頃は…。
地元でこんなお店の常連になっておけば、年を取っての一人住まいも怖くはない…(笑)

今現在も開発が続いている地域ですが、新たに出来た分譲住宅には若いカップルばかり。
最近の若い人はあまり飲まなくなったと聞きますが、やはり酒好きはいるもので、
こんなオヤジばっかりのお店にも若い連中がチラホラいたりします。
酒飲み文化も引き繋げるかと…将来、私の育った下町っぽい街になってくれればうれしいのですが…、チョット無理かな(笑)

味もそっけもない開発はもうやめてほしいですよね。
非合理も人間の本質。
酒飲みの気持ちを汲んだ街づくり、よろしくお願いします(笑)