【楽人楽酒 幻象学】年末の事務所移転

アーキテクチャーの新社屋

(この原稿は2017年6月に脱稿したものです)

残念!!
馴染みの喫茶店がチョット遠くなってしまった。

借りていたオフィスのビルが地上げに会い、昨年(2016年)の12月に事務所移転しました。
神田川を挟んで秋葉原ワシントンホテル向かい側の印刷会社のビルだったのですが、近くには太田道灌が江戸城の鬼門除けとして創建した柳森神社、昭和の香りムンムンの「アカシア」という喫茶店など、気分転換にはもってこいの場所もあり、後ろ髪を引かれる想いの移転でした。

 

「アカシア」さんはご主人と奥様のお二人で営んでます。
奥さまのお父様が創業。ご主人は元サラリーマンでしたがお二人でお店を継いでます。
以前、この店にチャーという看板猫がいたのですが、2年前に残念ながら老衰で亡くなりました。昔ある時、突然チャーがお店に入って来たらしいです。とても人懐っこく、首輪もしてたのでてっきり捨て猫と思い、お店で飼うことにしたそうです。
それ以来、人懐っこさとその穏やかさでお店の看板猫。
誰の膝にでも飛び乗り、氷を浮かべた冷たい水が大好物な人見知りしない猫。
雑誌などにも多々取り上げられてるのでご存知の方もいるのではないでしょうか。
このお店には移転した今でもたびたびお世話になってます。
チョット頑固そうな釣り好きのご主人といつも明るくほがらかなママさん。
素敵なコンビです。

昨年の4月から移転交渉が始まりましたが、テナントごとの交渉は疑心暗鬼を呼びますので取り敢えずテナント一同、同じテーブルで交渉。
まずは最低保証金、移転時期など基本的な条件を相手側から出させ、後は賃貸契約の違い、賃貸年数なども違いますので個別に条件を提示させるという手法を取りました。
テナント側には一律な基本条件の保証があるという安心がありますし、地上げ側も早く交渉が進むのでお互いにメリットはあったと思います。

ということで交渉と並行して新事務所探しも始めたのですが、こちらの方が大変でした。借りていた事務所は元々は印刷会社の倉庫。
ここの役員が私の知合いで、倉庫を賃貸事務所にしたいというので相場よりかなり安く借りてました。
同じような条件で探してもナカナカ見つかりません。
やっとの思いで見つけたのが秋葉原駅からはチョット離れるのですが岩本町、昔は大和町と言われたところです。
岩本町駅、神田駅、秋葉原駅、小伝馬町駅と路線はかなり利用できるのですが、それぞれの駅からの距離は適度に遠く、私みたいな年寄りには歩数が稼げる健康にいい距離というのでしょうか(笑)。
体のためにはいい所だと言い聞かせ、通勤してます。

岩本町にも面白い店を発見。
機会があれば岩本町近辺のお話を・・・。

アーキテクチャーの新社屋

アーキテクチャーの現社屋(2016年12月~)