こんにちは、お砂糖です。
アシスタントディレクターとして入社をしてから早1年が経ちました。
ディレクターになるべくアシスタントとして転職してきたお砂糖も、ついこの間「ディレクター」となり、少しずつお仕事を担当させていただいています。
そこで、1年という節目を迎えた今、入社当初のことを振り返りながら「新人アシスタントディレクターの初めてシリーズ」をお届けしたいと思います。
初心忘れるべからず…私自身の振り返りの意味も込めて、このシリーズを書いていきたいと思います。
ぜひ、お付き合いください!
お砂糖のこと、少しだけお話しします
まずは軽く自己紹介をさせていただきます。
お砂糖は、文系の大学を卒業後に広告代理店に就職し、地域情報誌制作の仕事に携わっていました。
初めての営業、やりたかった原稿執筆・編集、悪戦苦闘した構成案作成などなど…
毎日が新しいことばかりで、とても充実した日々だったと、今考えればそう思えます。
仲間にも恵まれ、毎日の仕事を楽しく!…日々の納期に追われながら過ごしていました。
そこで学んだ「何か作り上げること」へ関心を持ち、もっと深くかかわりたいと考え現職に就いています。
初のお仕事はドキドキの取材同行
そんな私の最初のお仕事は、当然ながら先輩ディレクターのお仕事への同行です。
転職活動期間を含めると、お客様のところへ伺うこと自体が久しぶりとなっていたため、とても緊張していたことを覚えています。
急拵えで新しい名刺を作っていただき、資料も携えていざ!お客様のところへ!!
その時はたしか、とあるプログラムを体験された方へのインタビュー取材の同行でした。
まずはインタビューを受けてくださる方にハジメマシテのご挨拶。
ビビりのお砂糖は、お客様へのご挨拶もドキドキです。
「はじめまして。ア、アーキテク○#▲~…ッの、お砂糖と申します。どうぞよろしくお願い致します!」
今だから暴露できますが、実は当初は会社名にまだ慣れていなくて、
よく噛んでは語尾がごにょごにょとしてしまっていました…。
前職での取材経験はあるものの、インタビュー形式の取材は初めて。
緊張はもちろんのこと、どんなふうに展開されるのだろうと楽しみにしていた気持ちもありました。
取材の概要やどのような取材記事になるのかについて、
先輩ディレクターきたみーからの説明を終え、いよいよ取材スタート!
ライターさんを起用しての取材は、「インタビュー」というちょっと緊張してしまいそうなシチュエーションにもかかわらず、終始楽しそうな笑い声も交えて行われていました。
最初はさすがに緊張していた様子のお客さまも、ライターさんから投げかけられる様々な質問に答えるうちにリラックスした様子に変わっていきました。
その巧みな腕前に、(表には出せないので)心の中で「さすが!!」と大絶賛を送るお砂糖。
ライターさんは執筆力はもちろんのこと、こうしたヒアリング力も問われるのだということを目の当たりにした瞬間でした。
取材中って何をしていればいいんだろう??
終始楽しそうな雰囲気で、かつ予定通りにインタビューがこなされいく取材現場。
そういえば、「取材中ってディレクターは何をしているんだろう?」とふと考えました。
同行前に、取材の進行をすることがディレクターの仕事だと聞いていましたが、いまいちピンときません。
その時の私には、こんなに滞りなくライターさんが進めてくれているところに、
取材進行という言葉は当てはまらなかったのです。
お客様のお話を聞きながらう~ん、う~んと悩んでいると、そろそろ取材も終盤を迎えます。
あれ?取材終わっちゃう!!ディレクターの出番は!?
ディレクターの仕事、というものをはっきりと認識できていない私は少し焦りました。
さすがに今はこんなこと言えませんが、その時は「ディレクターが取材についてきている意味ってあるの?」
なんて失礼なことを考えてしまっていたからです。(お恥ずかしい…)
そしてついに…
ライターさん「それではこれで一通りインタビューの方は終了となります。」
お砂糖の心の声(あああぁぁ~~~!!インタビュー終わっちゃった!!!)
ライターさん「他に何かありますか?」
お砂糖の心の声(ん?…他??)
先輩ディレクターきたみー
「では、補足としていくつかお伺いさせていただきます。先ほどの質問で○○○とおっしゃっていましたが、
それは具体的にどういう内容になるのでしょうか。たとえば●●●とか△△△といったことでしょうか?」
(※情報保護のため詳細内容については伏せさせていただいております)
お砂糖の心の声(…あぁっ!たしかに、それはインタビュー中に詳しく聞けてなかったところだ!具体例がなくて少しわかりにくかったんだよなぁ~)
そのあとも、先輩ディレクターきたみーによる補足の質問がいくつか投げかけられました。
事前にお客様と取材スタッフで共有している質問案はあるのですが、
補足で投げかけられた質問はすべて、何らかの理由で抜けてしまったことや、
もう少し具体的に聞きたい、少し話を広げておきたいと感じるような内容のものばかりでした。
うんうん、とただライターさんとお客様のインタビューの様子を見ていただけのお砂糖では見落としていたであろう、
「取材本来の目的」にそった「質問事項や補足」を、的確に投げかけている先輩ディレクターきたみー。
その先輩ディレクターきたみーの姿を見て、お砂糖は確信しました。
「そうか…っ!
これが、ディレクターの仕事なんだ!!!」、と。
取材が滞りなく進むようにお客様への説明を簡潔かつ丁寧に行い、
取材本来の目的から逸れてしまわないよう調整を行う。
さらにライターさんがもっと良い記事を書けるように補足質問などをして
インタビューの質を上げる。
これが、インタビュー取材中のディレクターのお仕事なのです!!
一見、地味に思われがちなこの仕事ですが、よく考えてみるとなくてはならないお仕事だとお砂糖は思います。
取材の主軸となるお客さんとライターさんのほかに、
冷静にかつ客観的に取材の流れの全体を把握し、
時には軌道修正を行いながらしかるべき方向へと進んでいくよう
調整するディレクターが、不可欠なのです。
お砂糖は思いました。
私もこんな冷静沈着な判断と行動ができる立派なディレクターになりたいと。
将来のビジョン
このような形でディレクターへの道を1歩進みだしたお砂糖。
しかし、私の短所は「緊張しいで小心者」というところです。
しかし、立派なディレクターになるためにはいつまでもビビりなお砂糖ではいられません。
先輩ディレクターきたみーのような立派なディレクターになるためには、強くならなければなりません。
初めての取材同行を経て、立派なディレクターになりたい!という気持ちを抱いたお砂糖。
ディレクターへの道はまだまだ始まったばかりです…。