みたひが「さぶみっと!ヨクスル in 札幌」に参加して、初めての「ファシリテーター」を経験したお話。前回までは前段として、「ファシリテーター」の心構えなどを調べたお話でした。後編はいよいよ、当日レポートをお送りします。
結論から言うと、イベントはとても盛り上がり、参加した皆さんが楽しんでくださっていたことが、当日アンケートからも紹介されていて、ほっとしています。
個人的には「セミナー」「プレゼン」「ブレスト」の3つのブロックを通して、一貫したひとつのストーリーがあり、そこからブレることがなかったのがとても良い流れに感じました。
主催のイー・エージェンシーの皆さんの進行も、場が楽しくなるように、しっかりと盛り上げ役に徹されていて、勉強になりましたし。
ちなみに、私は受付も担当しましたが、残念ながら数人エントリーしつつも来られなかった方がいて、集客の難しさも知ることができました。
では、当日の様子を写真でご紹介しながらざっと綴ってみたいと思います。
今回の会場「MIRAI.ST cafe(ミライストカフェ)」は、札幌市の大通駅とすすきの駅のほぼ中間にある複合ビル「ノルベサ」内にあります。アクセスがしやすいということも、イベントには重要ですね。
主催のイー・エージェンシー社から田中さん(ピンク)と五十嵐さん(ブルー)。二人とも気さくな人柄でとても魅力的な方。ちなみに、色違いのオリジナルTシャツは今回の参加者全員にプレゼントされました。
もう一人の運営メンバー、イー・エージェンシーの甲斐さん(右)と打ち合わせ中の代表しげ(中央)。今回、このようなイベントスタイルでのプレゼンは初挑戦で、緊張したとのこと。
第一部:「セミナー」地域を考える2つのセッション
第一部は2社のセミナーセッションを聞く座学スタイル。まず宮崎のベンチャー企業「アラタナ」さんの「宮崎で1,000人雇用を!アラタナが目指す地方での働き方とビジネスモデル」から。地方であることを弱みにしない自社ブランディングの方法について、具体的な事例を交えて紹介されました。宮崎、行ってみたい!
ふたつめのセッションはイー・エージェンシーの千田さんから「地域と繋がる、地域を繋げる京都のWeb制作会社としての取り組み」。ご自身の振り返りを含め、失敗例と成功例のお話は面白おかしくも非常にイノベーティブで、全参加者が前のめりに耳を傾けていました。「それでもやらねばならないときがあるはずだ」、という名言は印象に残りました。
第二部:4つのショートプレゼンで札幌における課題を発表
第二部では4人の課題発表者(通称:ヨクスルプレゼンター)が、それぞれが今抱えている課題を5分程度のショートプレゼン形式で発表しました。
三光不動産のWeb担当、二階堂さんは昨今の空き部屋問題を解決するナイスでグッドなアイデアを!と発表。
当社代表「しげ」は「札幌のWeb業界の人材育成~この札幌の地で、新たな世代を育成するためにできること」。過去3度の求人の経験から、Web業界に従事したい若者が減っている状況を、制作会社などが協力して改善していく術を考えたい、という内容です。
札幌のアルファブロガー、よっちママさんはキャラ弁を活用して北海道の食材を世界に広めるためのレシピ動画の作り方にアイデアをください、と発表。
江別市市議会議員の堀さんは、21世紀の自治、ということで、地元江別を盛り上げる施策についてのアイデアを募集。
今後も様々な業種の方が課題提示をすることで、みんなで地域を考えるイベントに成長していけるのではないか、と感じました。
第三部:グループにわかれてブレスト「15分で100個のアイデアを目指す」
第三部では参加してみたい課題に参加者全員がわかれて、15分間のブレストを行いました。各テーブルとも熱いブレストが繰り広げられ、大いに盛り上がりました。
出された意見を書記担当の方にノートにどんどん記入してもらいます。さまざまなアイデアが生まれてくる瞬間は、ちょっとした興奮がありました。
「意見が止まったときに促す」「しゃべってない人を積極的に指名する」「意見に意見をカブせてみる」など、事前にアドバイスいただいたのですが、皆さんが引っ張ってくださったので、私はひたすら「なるほど!」「おお、それいいですね!」などなど、場を盛り上げる合いの手を入れるようにしていました。
結果、15分ではやや足らないくらいで、初めてのファシリテーターは「楽しかった!」の一言。まさに脳内がぶんぶんストーミングされるような、ドライブ感覚を味わいました。つたないまとめ役でしたが、楽しむことが一番大切!というところだけは実現できた気がします。
懇親会後、書記さんに記入してもらったノートは4人の発表者にプレゼントされ、その中からひとつずつ「やってみたい」と感じたことを発表。出口に4つの箱があり、今後参加してみたい、と思った課題発表者の箱に名刺を入れて帰ります。
当社代表のしげも、たくさん名刺をいただいて嬉しかったとのことで、一度飲み会を開いてみたい!とのこと。どんなムーブメントが起きるのか。楽しみです。
撤収後は、心地よい疲れの中二次会へ。ようやくほっとした中で、初めての方とも一気に打ち解けることができました。
解散後はあまりにもお腹がすいてしまったので、すすきののちゃんぽん専門店に流れ、美味しいちゃんぽんで心も胃袋も満たされて、充実の一日を終えました。
まとめ
日ごろお客様と一緒になって、課題を解決することを生業にしているので、特にブレストにおいて、人の話をしっかり聞き取り、情報を多面的に捉え、考えることは、日常の業務でも活かせそうな貴重な体験になりました。
「さぶみっと!ヨクスル」の取り組みは、年に2度の割合で開催される予定です。引き続きお手伝いしながら、「課題解決のマイスター」になるべく、精進していけたらと思ってます。
最後になりましたが、田中さん、五十嵐さん、甲斐さんはじめ、さぶみっと!チームの皆様、学びの機会を本当にありがとうございました!
地域創生プロジェクト「さぶみっと!ヨクスル」
https://www.submit.ne.jp/eventちゃんぼん一鶴 すすきの店
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1029112/MIRAI.ST Café
http://miraist.com/株式会社アーキテクチャーウェブシステム
「Webサービスの企画・制作・運用で御社の課題を解決します」
http://www.arc-ws.jp/